オフィス狛 技術部のKoma(Twitterアカウントの中の人&CEO)です。
今年最初のブログ、何とか1月中に出来ました。(ギリギリ)
今年最初はAngularネタで行きたいと思います。
AngularのTemplate(html)でリストのデータを表示する際、
<ng-container *ngFor="let item of testList> <div class="test_class">{{ item.name }}</div> </ng-container>こんな感じの書き方をすると思います。
この時、「リスト内のデータをフィルタしてから表示したいんだよなー」と思う時がありませんか?
ありません?ないかな・・・・まあ、私はあります。
というわけで、こんな時は「Pipe」を使います。
以前、『AngularのPipeを使ってhtml(View)の表示を共通化する。』をブログに書きましたが、あの「Pipe」です。
では、いつものようにAngular CLIで作成します。コマンドは、
ng g pipe [path/name]です。今回は、「list-filter」という名前で作ります。
$ng g pipe shared/list-filter CREATE src/app/shared/list-filter.pipe.spec.ts (204 bytes) CREATE src/app/shared/list-filter.pipe.ts (209 bytes) UPDATE src/app/shared/shared.module.ts (711 bytes)
すると、以下のようなファイルが生成されます。
import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core'; @Pipe({ name: 'listFilter' }) export class ListFilterPipe implements PipeTransform { transform(value: string, args?: any): any { return null; } }
これを以下のように変更します。
import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core'; @Pipe({ name: 'filter' }) export class ListFilterPipe implements PipeTransform { transform(items: any[], col: string, value: string): any { if (col.length === 0 || value.length === 0) { return items; } return items.filter(x => x[col] === value); } }Pipeの名前は分かりやすく「filter」にしています。
そして、transformの引数を以下のように変更しました。
第1引数:items: any[] → 対象のリスト
第2引数:col: string → フィルタを行う対象の項目名
第3引数:value: string → フィルタする値
実際は色々作り込むのですが、とりあえず、今回は、
フィルタする項目・値が無かったら、リストをそのまま返すようにして、
if (col.length === 0 || value.length === 0) { return items; }最後にリストのフィルタした結果を返しています。
return items.filter(x => x[col] === value);では、実際にこのPipeを使ってみましょう。
リストの中身はこんな感じだとします。(分かりやすくする為に、json形式で書いています。)
{"hoge_list":[ {"id":"1","name":"テスト1"}, {"id":"2","name":"テスト2"}, {"id":"3","name":"テスト3"}, {"id":"4","name":"テスト4"}, {"id":"7","name":"テスト7"} ]}
実際にTemplateで使用する場合は以下のように記載します。
<ng-container *ngFor="let item of testList | filter:'id':'7'"> <div class="test_class">{{ item.name }}</div> </ng-container>@Pipe の name をvertical lineでリストの後ろにつけて、Pipeの後ろは、「:(colon)」を繋げてPipeへの引数を記載します。
つまり、「testList | filter:'id':'7'」の部分で、リスト内の「id」という項目が「7」になっている値を絞り込んでいます。
出力結果は、
テスト7となります。
如何でしょうか。Pipe、色々な使い方がありますね。
それでは、良いAngularライフを!
Angular
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