オフィス狛 技術部のJoeです。
今回が初の投稿になります。どうぞよろしくお願いします。
以前、SpringBoot1.31から1.51にバージョンアップを記事にしましたが、その影響がさらに出てきました。
今回は、バージョンアップが原因で発生した事象を追加でご紹介します。
今回の事象が発生したのはファイルのアップロードです。 数MB程度のファイルをmultipart/form-data形式でアップロードしたところ、下記のエラーが出ました。
org.apache.tomcat.util.http.fileupload.FileUploadBase$FileSizeLimitExceededException: The field [xxxxx] exceeds its maximum permitted size of 1048576 bytes.
「最大サイズの1MBを超えています」だそうです。
エラーに出ているファイルサイズ(1MB)はSpringbootのデフォルトのサイズです。
最大サイズはapplication.ymlに定義しているはずなので確認しました。
multipart: maxFileSize: 100MB maxRequestSize: 100MB
確かに最大100MBと定義しています。
では、何故1MBになってしまうのか・・・・・・
調べてみたところ、バージョンアップによりプロパティーのキー名が変更されていました。
【SpringBoot 1.5】での指定方法
spring: http: multipart: max-file-size: 100MB max-request-size: 100MB
デフォルトでは、上記の設定はapplication.ymlには存在しないので、デフォルトのサイズ(1MB)になっていたのですね。
とりあえず、上記のキー名に修正し、無事にアップロードすることができました。
ちなみに、今回のアップロードは1ファイルなので同じ値を設定していますが、
複数ファイルの場合、「max-request-size」はファイル数に応じて変更です。
・max-file-size :1ファイルの最大バイト数
・max-request-size:1リクエストで複数ファイルの最大バイト数
さらに調べてみると、SpringBoot 2.0では、下記の設定方法に変更されていました。
【SpringBoot 2.0】での指定方法
spring: servlet: multipart: max-file-size: 100MB max-request-size: 100MB
今回ご紹介した以外にも、バージョンアップでキー名が変更されているものがあるようなので、対応の際は調査が必要ですね。
Java , Spring Boot
0 件のコメント:
コメントを投稿