こんにちは、オフィス狛 デザイン部のSatoです。
先日アップデートされましたIllustrator2021で、以前ブログでご紹介した「オブジェクトを再配色」という機能がさらに便利になったようなのでご紹介します。
↓以前アップしたオブジェクトを再配色の記事です。
実は元々の機能の場所などが少し変わっていますので、「オブジェクトを再配色」画面の表示方法から説明していきます。
色を変えたいオブジェクト全体を選択し、Illustratorメニューバーの「編集」の「カラーの編集」から「オブジェクトを再配色」を選ぶかツールバーの「オブジェクトを再配色アイコン」をクリックします。
以前は「オブジェクトを再配色パレット」が表示……されていたのですが、今回のアップデートから新しい「オブジェクトを再配色」画面が表示されるようになりました。
今まで最初に表示されていた「オブジェクトを再配色パレット」は右下に表示される「詳細オプション」ボタンをクリックすることで表示されるようになっています。
今まで通り再配色パレットを最初に表示したい場合ははオブジェクトを再配色パレットの左下に表示される「起動時に詳細オブジェクトを再配置ダイアログを開く」にチェックを入れましょう。
(新しい「オブジェクトを再配色」のダイアログが表示しづらくなるのであまりおすすめはできません)
新しくなったオブジェクトを再配色には「カラーテーマピッカー」や「目立つカラー」パレットなどの機能が追加されたのでご紹介したいと思います。
最初にご紹介したいのはカラーテーマピッカーツールです。
なんとこの機能、選択したオブジェクトではない別の画像やオブジェクトの全体的な配色をつかって再配色してくれる機能です。
「カラーテーマピッカー」ボタンを押すとマウスカーソルがスポイトマークに変化するので参考にしたい画像をクリックしたり、Shift キーを押しながらクリックして複数選択したり、ドラッグして選択範囲を選択します。
画像を使い、Illustratorで描いたイラストの色を変えました
選択した画像でよく使われている色に変わりましたが、なんだか配色にメリハリがない配色になってしまいました。
こういう時にもう一つの新機能 「目立つカラー」パレットが役立ちます「目立つカラー」パレットの目立たせたい明度の高い色の端を横にドラッグして広げます。
オブジェクトを再配色を駆使し色をさらに調整してイラストを完成させました。
「カラーテーマピッカー」も「目立つカラー」も、よく色の参考に使っている「カラーライブラリ機能」よりもなかなか普段使わないような配色のデザインが作れるので、普段似たような色ばかり使ってしまうなあ……と悩んだ時に使ってみたい機能だと思います。
みなさんも配色に悩んだ際に「オブジェクトを再配色」の新しい機能を使ってみてください。
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