弊社ではしばらく使う事のなかったMySQLですが、
とあるプロジェクトで久しぶりに使い、そしてハマりました。
問題となったテーブル
まず、以下のようなCreate文を実行しました。CREATE TABLE koma_test ( koma_test_id bigint NOT NULL AUTO_INCREMENT, koam_code varchar(2) NOT NULL, test_count int, test_fee decimal(7,0), has_deleted boolean DEFAULT false NOT NULL, entry_datetime timestamp NOT NULL, entry_user varchar(100), update_datetime timestamp NOT NULL, update_user varchar(100), PRIMARY KEY (koma_test_id) );
「entry_datetime」「update_datetime」などは、システムで良くあるタイムスタンプ系のカラムです。
日時はプログラム側で設定する事を想定しています。
発生した現象
本来、プログラム側では登録時(Insert時)のみ「entry_datetime」が設定され、それ以降、その値は変わらない想定でした。
ところが、テーブル更新時(Update時)に「entry_datetime」が勝手に更新されていたのです。
当然最初はプログラムを疑いましたが、プログラムに問題はありませんでした。
で、ちょっとハマった後、何気なく作成されたテーブルの定義を確認すると、
「entry_datetime」に「CURRENT_TIMESTAMP ON UPDATE CURRENT_TIMESTAMP」が付いているのです。
(「update_datetime」には付いていない)
もちろん、Create文には、そのような指定はしていません。
どうやら、timestamp型には、デフォルトで「CURRENT_TIMESTAMP ON UPDATE CURRENT_TIMESTAMP」が付いてしまうようです。
※他のサイトの情報だと、NULL 許可していても、NOT NULL にもなってしまうようです。
なんて余計なお世話だ・・・とも思いましたが、
まあ、「timestamp」という属性名だし、そういう事になりますよね・・・
タイムスタンプ系の使い道で無い場合、型は「datetime」にすれば良いだけですからね。
とは言うものの、今のままでは、本来の用途に使えないので、テーブルの定義を変更します。
ALTER TABLE koma_test CHANGE entry_datetime entry_datetime TIMESTAMP NOT NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP;
注意事項ですが、デフォルト値の「CURRENT_TIMESTAMP」も削除したいからといって、
ALTER TABLE koma_test CHANGE entry_datetime entry_datetime TIMESTAMP NOT NULL;というSQLを流してしまうと、
またデフォルトの「CURRENT_TIMESTAMP ON UPDATE CURRENT_TIMESTAMP」が付いてしまいます。
MySQLを使い込んでいる方ですと、「そりゃ、そうでしょ」レベルの話なのかもしれませんが、
久しぶりに使うと、ハマってしまいますね。
MySQL
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