狛ログ

2020年12月30日水曜日

Catalinaにアップデートした後、pod installできないときの対処法。


オフィス狛 技術部のmmm(むー)です。

既にBig Surがリリースされているので、少し今更感はありますがMac OSをCatalinaにアップデートした後、pod installが実行できなくなったのでその対処方法を記載します。
※ちなみにCatalinaのデフォルトシェルはzshですが、急いでいたのでひとまずbashで各作業は行っています。

実行環境
Xcodeのバージョンは諸事情で11系です...
$ sw_vers
ProductName:	Mac OS X
ProductVersion:	10.15.7
BuildVersion:	19H15

$ xcodebuild -version
Xcode 11.1
Build version 11A1027

1. エラーの内容確認

1-1. pod installのエラーメッセージの確認
エラー内容から、CocoaPodsはrubyの2.3を使用しようとしているようですが、フォルダがないようです。
$ pod install

-bash: /usr/local/bin/pod: /System/Library/Frameworks/Ruby.framework/Versions/2.3/usr/bin/ruby: bad interpreter: No such file or directory

1-2. rubyのバージョン確認
Catalinaではデフォルトでrubyの2.6が入っているようです。
$ ruby --version

ruby 2.6.3p62 (2019-04-16 revision 67580) [universal.x86_64-darwin19]

2. 対処方法

調査した結果、CocoaPodsを入れ直すと書かれていたので入れ直してみます。
gemを使用する方法と、brewを使用する方法があるようですが、今回はgemを使用します。

2-1. Xcodeのコマンドラインツール
その前にXcodeのコマンドラインツールが必要になるのでインストールします。
すでに入っている方は、下記のように表示されます。
$ xcode-select --install

xcode-select: error: command line tools are already installed, use "Software Update" to install updates

うまくインストールできない方は、公式から直接ダウンロードできるようです。
参考:https://developer.apple.com/download/more/

2-2. Xcodeとの紐付け
Xcodeにて、使用するコマンドラインツールの紐付けを行います。
既にこの作業が完了している方は、読み飛ばしてください。
(私はここが完了していなかったのですが、調べた数々のサイトにはこの手順の記載がなかったので時間が溶けました...)
Xcode > Preferences > Locations > Command Line Tools > XCode X.X.X(X.X.Xはバージョン)

2-3. CocoaPodsのインストール
$ sudo gem install cocoapods -n /usr/local/bin

pod insatll を行えたら、確認完了です。
以上となります、参考になりましたら幸いです。

参考にしたページ
This terminal won't let me run or install cocoa pods because I am on MacOS Catalina Beta? (stack overflow)
Brew based CocoaPods CLI fails in MacOS 10.15 Catalina due incorrect fallback to Ruby 2.3 #8955 (GitHubのCocoaPodsレポジトリのissue)

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