狛ログ

2019年12月9日月曜日

PHP Conference 2019に行ってきました。


オフィス狛 技術部のmmm(むー)です。
先週のことですが、PHP Conference Japan 2019に行ってきました。
(現在の業務ではPHPは使用しておりませんが…)

・ 公式URL
https://phpcon.php.gr.jp/2019/
・ セッションのタイムテーブル
https://fortee.jp/phpcon-2019/timetable

今年のテーマは 「beyond .*」で、これから先のPHPの未来がさらに飛躍するようにとつけたようです。
今回第20回目を記念して、PHPの像のぬいぐるみが販売されていました。

自由すぎると定評のPHPですが、先月末7.4がリリースされました。
オープイングセッションでは、PHP7.4の新機能の紹介がありまして、型付けプロパティやアロー関数を使用できるようになりました。
次にリリースされるバージョンは8になるようです。
また、5.6も7.1もEOL(End of Life)になったねって話が出てました。あっという間ですね…

カンファレンスに参加する醍醐味は、自分が知らない技術・考え・作者の方の思いを知ることができることだと思います。以下、各セッションの感想になります。

MVCにおける「モデル」とはなにか

天重誠二さん
https://speakerdeck.com/tenjuu99/what-mvc-is

フレームワークの話をするのかと思っていましたが、概念的な話でした。
ドメインモデルについての話を現実世界で使用している伝票システムにたとえて説明をしていたのが面白かったです。
また、誰にとってのデザインかを考えた上で設計するのは大切ですね。
今回の発表でたくさんの参考文献が紹介されていたのですが、その中の一つ「誰のためのデザイン」は私も以前プログラマーでも読んだ方が良いとデザイナーの方に勧められて読みました。
タイトルの通り誰のためにデザイン(設計)するのかということが、実生活を例に紹介されていてとても面白い本でした。他の参考文献も読んでみたいと思います。

思想と理想の果てに -- クリーンアーキテクチャのWEBフレームワークを作ろう

成瀬允宣さん
https://nrslib.com/phpcon-2019-proposal/

クリーンアーキテクチャとはフレームワークに依存しないという前提のもと、環境に依存しないフレームワークを作る説明のセッション。クリーンアーキテクチャを採用すれば、どの処理をそこに書いたか悩むことから解放されます。
この発表を他の会場で行った時、似たようなライブラリがあると参加者の方に聞けたので、アウトプットする人のところに情報が集まってくる(アウトプットしよう)とのことでした。
また、フレームワークは変わらないと思っていても、10年15年やってるとフレームワーク変えることはあり、10年後保守してる人達が辛い思いをするからフレームワーク非依存をおすすめしますといった内容でした。

PHPは何を捨て、どんな力を手に入れてきたのか

うさみけんたさん
https://www.pixiv.net/fanbox/creator/105589/post/691574

PHPを使用していると、PHP5.3を最後にPHP6がスキップされて、次は7になっていることは一目瞭然だと思います。
PHP5.3は、6が開発されるまでの繋ぎで、6でUnicode化等を行うつもりでしたが 開発が止まってしまったのでした…。
現在、他のモダンと言われている言語に追いつくためにPHPは歴史的経緯で残っているレガシーコードを消していこうという動きがあります。
は使用できないよう、PHPから派生したP++を作る…等、今年の夏頃議論が白熱してPHP界隈で炎上していました。
銀河の平和はまだわかりませんが、詳細は調べてみてくださいとのことでした。

PHPUnit: Past, Present and Future

Sebastian Bergmannさん
https://thephp.cc/dates/2019/12/php-conference-japan/phpunit-past-present-future

PHP Unitの開発者の方のセッションです。別のセッションの関係で、途中から聞きました。
Sebastianさんの誕生やプログラミングを始めたこと、PHPが誕生したこと、PHP Unitの開発を始めたこと順を追って各歴史を順番に振り返えるセッションでした。 PHP4では例外処理がなかったため大変だった等の話を聞いて、私にとってはあって当たり前の機能だったので、その時代の話が聞けて面白かったです。
セッション終了後には、エモかったという感想がTwitterにあふれていました。
ちなみに、PHP Unitのロゴは好きなゲーム、宇野デザイナーさんにお願いしたそうです。
英語でしたが、ゆっくり話してくださっていたので聞きやすかったです。

How to Supercharge your PHP Web API

Aurimas Niekisさん
※スライドがアップされていませんでした

私のプログラマーとしてのスキル能力と英語力が足りなくて、内容がわかりませんでした…
セッションが終了した後に、少し対面で話をさせていただいたのですが、Aurimasさんは来年の2月から日本で働き始めるようです。
また、私がNode.jsを今業務で使用していることを伝えると、Node.jsも使っているので質問があればいつでも連絡してねと言ってくださいました。(優しい…)


カンファレンスに参加していると知り合いが少しずつ増えていくので、時々集まる同窓会のようで楽しいです。
来年のPHP Conferenceは2020/10/11に開催されるようですので、都合が合えば参加したいです。


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