狛ログ

2018年3月12日月曜日

PHPerKaigi2018 へ参加してみての感想


オフィス狛 技術部です。

3月9日〜10日に開催された PHPerKaigi2018 に参加してきましたので、感想を書きます。

※弊社はPHP技術者が多い為、今回複数名参加しました。その中の代表としての感想です。

まず率直に、講演内容が大変勉強になりました。
今回の内容では PHP の深い話(言語の話というよりはPHPを取り巻く仕組みやツールなど)とPHPを超えた設計の話の2つに分かれていると感じました。

最初の講演であった「PHPとSAPIとZendEngine3と」。
普段意識していないPHP内部の動作をすごくりやすく解説して頂きました。

Apache に関連するエラーや PHP の内部エラーなど正直原因がよくわからないエラーに出くわした際、
なんとなくこんな風に動いているんだろうなと当たりをつけ、
それで解消していることが多かったですが、
どこで何のエラーが起きているのかを知ることで、
障害の原因の特定と解消スピードを上げることができるのではないかと思いました。

特に ZendEngine が何をしているのか全然知らず、
その仕組みを知ることは非常に興味深かったです。

LL である PHP のコンパイルという過程でコードの最適化、opcode の活用、
Memory Allocator によるメモリの管理など、
PHP を効率的に実行するための仕組みは色々あるんだなと感じたのと同時に、
PHP7に早く移行したいという思いが強くなりました。
(弊社の場合、PHP5.6 を使用する事が多いので)

2日目に行われた「今からでも出来る!サービスモニタリング」。
運営に関わる話で、どうしてモニタリングが必要なのか?
障害を見つけるためにはどういった項目をモニタリングしていけば良いのか?
こういった内容を具体的に解説して頂きました。
特にクライアントサイドとインターネットのモニタリングは確かにあまりやらないなと思い、
同時にどうやってやるのかも今いちわかっていない領域でもあったため、なるほどと思う箇所が多々ありました。

また、最初の講演にもつながりますが、「何が正しいのかを知らないと間違いに気がつかない」という言葉が非常に印象に残っており、
PHP の仕組みを知ることは大事だと改めて思いました。

具体的に見るべき指標を提示して頂き、まずここから始めようというポイントが参考になりました。

『みんなコードはリファクタリングするのになぜインフラはリファクタリングしないのか。
それはモニタリングしていないからだよな。』

確かに。


同じく2日目に行われた「Bear.Sunday」。
Bear.Sunday 自体は PHP の Framework ですが、
今回の講演内容はそれを超えた「設計とは何か?」といった内容でした。
DI、AOP、REST という Bear.Sunday の設計の主軸3つの解説が非常にわかりやすく、
設計の奥深さをとても感じることができました。
また同時にこれらの設計を実現している Bear.Sunday 試してみたいと思いました。
弊社では CodeIgniter と Laravel を主に使用していますが、
これらの Framework との比較をしたらより設計の理解が深まるのではないかと考えています。

その他の講演も興味深い箇所が多々あり、
スライドなどをあらめて見返して、内容の確認や新しい発見を見つけてみたいと思います。

PHPerKaigi 2018 大変楽しかったです。


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